私が06年4月に手に入れた音源の紹介です。
今月はなかなか渋いっす。
●真心ブラザーズDear,Summer Friend
真心ひさしぶり!いやぁ夏が来ますねぇ。盛り上がりますねぇ。
●東京エスムジカ/World Scratch
言ってしまえばポップスなんだけど、その世界観がよく伝わる好盤。
様々な素材、民族音楽などをうまく取り入れていつつ自分色に。
面白かったです。
●Minmi/Natural
結構好きなんです、Minmi。でも今回はどうなんだろうなぁ。
飽きが早かったかな。盛り上がる曲も当然あるんだけどなんか薄い気がして。
花火的?パッと上がるけどいまいち持続しませんでした。
アルバムとしてバランスが気に入ってないのかもしれません。
●AYUSE KOZUE/boyfriend
全部一人でやっちゃう彼女。いいじゃないか。うまいよね。
ちょい前のm-floが好きな人には強くお勧めです。その一言で内容もイメージ出来よう。
TOWA TEIがプロデュース。
● Free Soul:The Classic Of Stax & Volt 2
フリー・ソウル、STAX/VOLT編の第2弾。
サンプリング・トラックや、ロウなファンク・トラックが中心でなかなか重い。
いや、いいよ。いい。ビートに酔います。
●Kraftwerk/Trans Europe Express
テクノもちょっときちんと齧ってみようか、という思いつきで彼らを手にした。
歴史を振り返りつつね。なんかポップ路線らしいが、僕には尖って聴こえます(笑)
日本のディスコで一時期流行したらしいがそれもわからない。踊りやすいかなぁ?
●V.A./ What's Up? - Hiphop Greatest Hits 4
「What's Up」シリーズの最新作。このシリーズのチョイスも良心的な選曲も好き。
最新トラックからヒットもの、レアものも収録。一方向にとがらないのがいい。
初めてHIPHOPを聴く一人が思わず手にとってもバランスいいから
どれかには心惹かれるだろうしね。2枚組の割に値段もいいしね。
●Dilated Peoples/Neighborhood Watch
Dilated Peoplesのキャピトル3枚目のアルバム。
ゲストはDevin Tha Dude、Defari、Phil Da Agony、Planet Asia、Kanye West等。
通好みの高いスキルとクオリティ。でもね、僕にはちょっと合わなかったかなぁ。
Kanyeのやつそんなにいいかなぁ?
●Ghostface Killah/Fishscale
路線は前作から大きくは変わってないので、
ソウル路線好きな人にはまたたまらない一枚ですよ。
にしてもすごい贅沢なプリデュース陣。
ピート・ロック、J・ディラ、MF DOOM、RZA等々......。
まぁもうハイトーンなラップとソウルフルなネタ。
これだけで私はご飯を何杯でもいけますね。あ〜また名盤です。
●People Under The Stairs/ステップファーザー
きた〜!!!
西海岸LAから「アンダーグラウンド・ヒップホップの良心」
ピープル・アンダー・ザ・ステアーズの4年ぶりの新作。
傑作
『O.S.T.』からもう4年なのね。
前よりアイディアが冴えわたり、よりソリッドに。
でも気持ち的にもおおらかな遊びがもりだくさん。
ジョージ・クリントンがMCで参加も驚き。ほえ〜。
まぁ私はこういうオールド・スクールへの愛情に溢れるサウンドはやはり好きですね。
メロウでソウルフル。そしてファンキー。ぜひ。気持ちいいよ。
●Funky Dl/Remix Extraordinaire
う〜むゴージャス。BiggieやJay Z、Ashanti、Beyonceらのヒット曲をリミックス。
全曲未発表、初CD化ってどういうこと?勝手にリミックス作ったって感じ?
聴いたことあるけど、ない感じ(まぁないんだけど)でアルバム通して楽しめます。
元曲知らなくてもそこはDL、きちんと気持ちよく落としてますよ。見事。
●Big L/Big Picture
なんなんでしょう。この格好良さは。しかももう7年前の作品。
なんで聴いてなかったんだろう...。もうこの世にはいない(24で..)Big Lの2枚目。
D.I.T.C.のメンバーって時点で外れはないんだけど。
NYのインディペンデント・レーベル、ロウカスからのリリース。これまた外れなし。
2 Pac、Fat Joe他のゲストもやばいが、
DJ PremierやPete Rockらのプロデュースがまた傑作に仕立て上げてます。
ワンループの美学。ストイック。美しい。傑作。早く一枚目聴かないと。
●Zoot Sims/Down Home
ブルーシーであるが、黒人のそれとも異なる。
でも白人らしくもない。そんな独自色が魅力のズートさん。
アップテンポの曲が多く、とても聴きやすい作品。ご機嫌です。スィンギン♪
ある意味これぞジャズ。ジャズらしいジャズ。
●Bobby Cole/Point Of View
ピアノでボーカル。渋いがハッピー。でもどこか退廃的でブルーシー。
トリオ編成の激熱いジャズ。でもろうろうと歌い上げてませんよ。
胸に響く哀愁系しゃがれ声とでも言おうか。
帯には須永辰緒氏の名前が。こう書くのが一番伝わりやすいか。
●John Coltrane/Stellar Regions 20 Bit Digital Remaster, Digi Pack
コルトレーンの遺作『エクスプレッション』に収録された、
死のわずか数ヶ月前の67年2月15日のセッションをコンプリート化した未発表音源集、
とのこと。
僕の苦手な『アセンション』や『メディテーションズ』のような
絶叫的な激展開ではなく、フリーでありながらも神聖性と静寂さが漂う。
この音が作り出した美意識によって整えられた空間に酔うのみです。
●Marco Di Marco/At The Living Room
さて、今月の締めはこの一枚。全然知らなかったピアニスト、マルコ・ジ・マルコ。
70年代イタリア・ジャズ・シーンに一瞬現れたらしいです。
「ロンドン・クラブ・シ−ンを発信地とする再評価ブームの中で
ジャズ的な要素から言えば最もタイトな作品がこれだ。」だって。そうなのか。
内容は僕好み。最高。美しい。トリオなんだが表現豊か。
美メロを紡ぎ、ファンキーにも展開する。なんなんだこいつらは。
イタリアジャズはよく知らないけど、彼を聴く限りどこのものとも違う。
むちゃくちゃ気になる、マルコ・ジ・マルコ。う〜ん、聴いてみて。